最近、また振込詐欺の被害が増えています。マスコミでは、しばらく取り上げられていませんが、東京都主税局のホームページによりますと次のような具体例がありました。被害者: 埼玉県東松山市在住 男性 80歳代、平成19年12月18日(火)午前10時頃、被害者のもとへ、「医療費の控除を5年分還付します。主税局業務課(実際には存在しない課名)に電話(03××)をすれば、手続きを教えます」という電話が男からあった。「国税か?」と聞くと、「都です」と答えた。 被害者が、指定された番号に電話をしたところ、取引銀行に行くよう指示された。取引銀行へ行き、被害者の携帯電話から上記の電話番号にかけ、指示を受けながらATMを操作した。操作が終わったあとで、振込み明細書が出てきたため、不審に思い、尋ねると、「執務上、問題ありません」と言われ、電話を切られてしまった。その後、銀行の窓口に相談をした。100万円弱(預金残高の半分程度)を振り込んでしまったことが分かった。その後、午後0時30分頃、東京都主税局相談広報係に電話で問い合わせ、だまされたことが判明したので、東松山警察署へ被害届を出した。以上、難しい言葉を並べて、専門家でも注意していなければだまされるような手口を使っています。何人かで、色々と話し合ったあとなら不信だと気付くのでしょうが、振込、還付、納税、支払い等すべての作業につき一旦、家族でチェックし合って2、3日経ってから行動したほうが良いと思います。